部品実験:ダイオード | 元に戻る |
事前知識 2024/9/9 |
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1.ダイオードとは 2.ダイオードの特性 3.ゲルマニウムラジオ 4.ダイオードの種類 |
1.ツェナーダイオードについて |
本 文 |
1.ダイオードとは
その構成で動作を説明すると下図のようになります。
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2.ダイオードの特性 ダイオードの特性には電圧-電流特性、寄生抵抗、温度特性、ツェナー効果などあります。 今回は順方向電圧-電流特性を説明する。 (1)順方向電圧-電流特性 a,関係する式は
b.実際に測定して見よう
計算とはだいぶ違うようだ。 ゲルマニウムラジオに良いダイオードは低い電圧で電流が流れ出すモノで、グラフから判るようにD311が良いものの様です。 (D311はロシア製です) [目次に戻る] |
3.ゲルマニウムラジオ 電気・電池の電源を使用しないで電波を聞ける様にするラジオです。 主な部品はアンテナとコイル、コンデンサとダイオードとイヤホンです。 このラジオは訳が有ってダイオードの種類としてゲルマニウムを使用しています。 ラジオ放送が始まった昔は鉱石ラジオと言われ多く使用されていたようです。 (1)ゲルマニウムラジオの回路図
c.検波回路:ダイオード
ただしよく見ると入力より≒460mV高い場所から検波出力されています。 使用しているダイオードD1はゲルマニウムではなく、材質はシリコンの1S1588です。 下写真のΔYの値又は2CH下段のバイアス値を見てください。 後で説明しますが、これをダイオードの順方向電圧と言います。 ダイオードをゲルマニウムの1N60で検波した場合は 280mV以上で検波している。 したがってシリコンダイオードよりゲルマニウムの方が弱い電波でも音声を受信出来ることが判る。 d.復調回路:イヤホン
これは右上図の様にイヤホン自体がコンデンサの機能があるためと思われる。(電源回路と同じ様なもの) セラミックイヤホンから「ピー」と言う音がしている。 [目次に戻る] |
4.ダイオードの種類 ダイオードは用途別に下表の様な分類名が有り各特徴を持っている。 -整流用ダイオード-
B:逆電流が小さい 1→3 C:順方向電圧が小さい 1→3 D:逆回復時間が短い 1→4 -ツェナーダイオード-
-発光ダイオード-
-その他ダイオード-
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