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KWS-AC301 (RS232C絶縁) 2024/04/16

目    次
1.回路図
2.プリント基板の試作
3.動作試験
4.KWS-AC301へ組込
本文以外
・KWS-AC301
・KWS-AC301(modbus)データ取得方法

今回、KWS-AC301で計測したデータをESP-12Fで受け、データベース(MySQL)へ送信する回路で使用します。
KWS-AC301の内部プリント基板にRS232Cの通信端子が出ているので、ここから信号引き出す。  の部分

ただしKWS-AC301の内部で使用する電源回路が非絶縁回路のため、試験中の漏電や感電防止のため、KWS-AC301から外部に接続されるRS232C回路で絶縁をする必要があり本回路を作成した。
今回実験するRS232C絶縁ドライバー回路の絶縁はTLP2361を使用する。
1.回路図                    ページの最初に戻る


フォトカプラー TLP2361の主な仕様

R1およびR2は上記リンクでも説明しているが、発光部に必要な電流が約0.5(mA)有れば良く、推奨値が2(mA)なので、信号の電圧から発光部の順方向電圧を引き、必要な電流値で割れば抵抗値が算出される。
3,3(V)回路の抵抗についてはSMD抵抗の手持ちが有るもので選定した。(E24で選定するなら本当は910Ω)
5(V)回路 3.3(V)回路
R1 1.8(kΩ) R2 1.0(kΩ)
IF 1.9(mA) IF 1.71(mA)


2.プリント基板の試作                    ページの最初に戻る
TraxMakerでプリントパターンを作成し、FLASH for WindowsとミッツFP-7で基板を作成した。
TraxMakerとFLASH for WindowsのソフトはWindows98のOSで動作するのでこのOSが動作しているパソコンも含め25年前の物なので、いつ壊れてもおかしくないので、電源ボタンを押すのが怖い!
基板については逆信号伝送に対応している。(おもてパターンを参照すること)
 伝送
-- おもて、うら短絡
両端短絡 --
③-1 R1、R2取付 --
③-2 -- R1、R2取付

抵抗は2012、コンデンサは3216シリーズのパターンとしている。
おもて うら
プリント板試作中
最終枠の切り取り
実際のプリント基板
おもて うら


3.動作試験                    ページの最初に戻る
試験回路は下記の通り。

 OSC1=黄色 OSC2=水色 OSC3=ピンク OSC4=青色
9600bps相当の伝送試験
CPU→電力量計の伝送
 OSC1に信号を入れ、OSC2で受信する。
電力量計→CPUの伝送
 OSC3に信号を入れ、OSC4で受信する。
試験状況



4.KWS-AC301へ組込                    ページの最初に戻る