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サイクロン集塵機の作成 2024/7/2 |
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1.集塵機が欲しい 2.失敗の動作試験 3.新しい集塵機 4.計算に必要なもの |
本 文 |
1.集塵機が欲しい 1×4を中心にした棚や作業机を作成したがその時大鋸屑の粉塵の凄さに驚き、マスクをしてもノドがおかしく、また屋の中が粉塵だらけで、掃除も大変だった。 掃除が大変だったのは、掃除機の掃除も加わったからで、この掃除機はサイクロン構造ではあったが、最終出口にはスポンジのフィルター(通常の掃除では半年に1回位の掃除か取替え)があり、これが目詰まりを起こし、吸引能力の低下により、掃除機の掃除に1/3程度の時間を費やしたので大変だったと言う事が頭から離れませんでした。 これからも棚の作成をしようと思っているので、その前に集塵機を製作する事にしました。 その後、各道具の集塵口を作成して行こうと思います。 集塵機は、掃除機と同じサイクロン式で作成しようと思います。 掃除機と同じサイクロン式だと結局掃除機のフィルターが目詰まりを起こすのではと思いましたが、掃除機より性能の良い物を目指し作成します。 サイクロンの設計ですが、インターネットに式が有ったのでそれで計算し、寸法の近い物で、安価な部品を集め作成します。 計算式は エダさんのページ http://koheda.dip.jp/saikuronn.html を使用させて頂きました。 各部の寸法
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2.失敗の動作試験 この後動作確認をしたのですが、吸引口を塞いだ結果バケツが負圧に負けて変形してしまいました!
動作試験 大鋸屑を吸い取ったところ、ほとんどをバケツに分離 大成功と思ったが・・ 2回目試験でバケツが変形、試験中止! 200 円の 10L バケツから 2100 円の 20L ペール缶に変更 [目次に戻る] |
3.新しい集塵機 動作試験を実施、重量は不明ですが、99%は集塵できたと思います。 負圧試験を良好。 値の右側は『科学工学の計算法 東京電機大学出版局』の図に記載の 計算式を参考に計算した値。 部品代金の合計は 3,527 円となった。 [目次に戻る] |
4.計算に必要なもの 掃除機の吸込み仕事率について 吸込仕事率の測定方法は、日本電機工業会規格が定める「JEM 1454」という規格によって定められていま す。その方法は、新しい集じん袋またはフィルターを取り付けた掃除機本体に、付属するホースと延長管を まっすぐに取り付けて、延長管の先端部分に測定装置を取り付けて、運転時の風量(1分当たりの風の体積。 単位は立方m/min)と真空度(単位は Pa)を測定します。そして、計測した風量と真空度に、定められた係数 を掛けると、吸込仕事率が算出されます。 式は、以下に示したようになります。 ・吸込仕事率(W)=0.01666×風量(立方 m/min)×真空度(Pa) 掃除機 CV-V420(中古で2,000円で購入 静かでした) 書籍 科学計算法シリーズ4 科学工学の計算法 東京電機大学出版局 books.google.co.jp/books?isbn=4501616903 第 13 章・3 遠心力集塵は、気体中に浮遊する粉塵っやダストなどの固体粒子を気体の旋回運動より生じる遠心力で周辺方向に沈降させる方法であり、この装置がサイクロンをいわれる。サイクロンで捕集できる最小粒子径の限界粒子径は 5μ~10μm であり、5μ以下は捕集しにくい特徴がある。 限界粒子径 Dmin は近似式としてロジンの式がある。 μ :気体粘度 b :入口幅 u :入り口気体速度 ρP :粒子の密度 ρ :気体の密度 この式から粒子を小さくする方法は、気体速度を大きくするか、入口幅を小さくする方法が有る事が判る。 [目次に戻る] |