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太陽光発電の実験 蓄電池 2024/7/2

本文目次

本文以外目次
1.仕様の決定
2.購入品


本   文
1.仕様の決定
(1)蓄電池の容量
 大体ですが、太陽光パネル出力の約3時間分を蓄電出来る物を購入して様子を見ようと決めました。

 840(W)×3≒ 2,400(Wh)としました。

(2)蓄電池の電圧
 下記から24(V)としました。
 インバータ出力を2,000(W)を想定した場合のコスト比較(私の感覚)を表に示します。
電圧種別 電流値 蓄電池 インバータ 配線材料 その他材料 損失 備  考
12(V) 170(A) ×
24(V) 85(A)
48(V) 42(A) △感電の恐れが
 その他材料としてサーキットブレーカーや電流計などが有ります
 損失について簡単に下表で説明します。
 下表の損失は電流×電流×抵抗
 同じく損失の割合は 損失/インバータ出力
 回路電流を装置全体の抵抗が0.03(Ω)と想定すると
電圧種別 回路電流 損 失 損失の割合
12(V) 170(A) 867(W) 43%
24(V) 85(A) 217(W) 11%
48(V) 42(A) 88(W) 5%

(3)蓄電池の種類  下記からリン酸鉄リチウムイオン畜電池を選定しました。
 蓄電池の種類は、概ね3種類の電池が有りましたので私の主観で比較した結果を下表に示します。
 (必要な項目だけで比較してます。例えば車両用として重要な瞬間最大電流等の比較はしていません。)
種  類 コスト 面積 重量 寿命
リン酸鉄リチウムイオン畜電池
三元系リチウムイオン畜電池 ×
鉛蓄電池 × × ×
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2.購入品
(1)特徴
 リン酸鉄リチウムイオン畜電池はほとんど日本製で販売されていないので、インターネットの評価から『Ampere Time』の蓄電池をアマゾンで購入しました。
 また太陽光発電で蓄電池を充電出来ない可能性も有るので後からでしたがAC電源充電器も購入しました。
 蓄電池は24(V)系の100Ah、充電器は純正の24(V)20(A)の物で蓄電池が99,707円 充電器が20,900円でした。

主な特徴として(パンフレットに記載のまま掲載しました。)
【長寿命および軽量化でより便利】4000回以上サイクル使用できることで、耐用年数は10年に達します。
【並列と直列可能で様々なシーンで活躍】最大2個直列接続でき、48V(51.2V)100Ahになり、5120W負荷できます。最大4個並列接続でき、24V(25.6V)400Ahになり、10240W負荷できます。さらに、直列と並列接続を同時にすることも可能で。
【安心保証とアフターサービス】日本語取扱説明書提供可能で、日本語サポートも提供しております。ご購入日から5年間の保証を致します。
(2)仕様 マニュアル抜粋
項   目 内   容
セル LiFePO4
公称容量 100(Ah)
公称電圧 25.6(V)
容量 2,560(W)
充電電圧 28.8±0.4(V)
推奨充電器 28.8±0.4(V)20(A) (0.2C)
100%容量電圧 27(V)
推奨充電電流 20(A)
最大継続充電電流 100(A)
最大継続放電電流 100(A)
最大放電電流5秒間 280(A)
サイクルライフ 4,000回以上
内部インピーダンス 30(Ω)以下
電池パックケース アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)
サイズ 長さ521×幅237.9×高さ217.3mm
重量 21.8(kg)
保護規格 IP65
温度範囲 充電:0℃~50℃
放電:-20℃~60℃
保存:-10℃~50℃
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